実相世界への橋の「実相」

実相世界への橋のたもとに、「このはしわたるべからず」と書かれているので、みんなそこで立ち往生し、右往左往している間に、日が暮れてきてしまっていたんです。

一休さんが、「これは端っこではなく真ん中を渡ればいい」と見抜いたようです。

というのは、その橋を渡って、帰ってきた人はいないどころか、途中で引き返してきた人は、みんな統合失調症と呼ばれる状態になっていたので、この橋はどうやら非常に危険な橋らしいということで、立て看板が立っていたんですね。

しかし実は、真に渡った人は市井に紛れて普通に暮らしていたようです。

それから、T-16.VI.7:4 に、「実際に方向性を失ったかのような感覚が起こるかも知れない」と書かれていますが、これは精神医学用語で「見当識障害」あるいは「失見当識」のことです。

ですから、ここで怖気づいて、元いた世界に引き返すと、統合失調症と診断を受けるわけです。

ちなみに、『不死というあなたの現実』、p.162 では、正しく訳されていて、私はこの訳に助けられました。